活動紹介
主な活動は、自宅の3部屋を使用して保護している猫たちの里親探しと身のまわりのお世話です。三毛猫や黒猫、キジトラなど日本猫が多く、洋猫・ミックスもいます。その広さや環境は猫にとって100%満足のいくものではないかもしれませんが、私たちボランティアスタッフは100%の愛情をもって接しています。毎日朝・夜2回ごはんをあげ、部屋・トイレ掃除をしているのですが数が多いので結構大変です。そのため、ボランティアスタッフを募集しお世話のお手伝いを協力して頂いております。
活動経緯
1985年の夏のある日、外出先から帰る途中のこと。公園の草むらからか細い泣き声が…声の主は10才くらいの黒猫。体はガリガリで毛の中は大量のウジだらけ。見るからに助かる見込みはありませんでしたが動物病院に連れて行きました。
獣医師の判断は安楽死でした。目の前で静かに消えていったひとつのいのち。
その後不思議とさまざまな猫と出会うようになりました。ダンボール箱に入れられ捨てられた子猫、車に轢かれ横たわっている猫。また、野良猫たちにとって北海道の冬はとても厳しくあまりに過酷すぎる環境です。これらの猫たちを1匹、また1匹と保護していったのが活動の始まりです。
運営体制
運営は個人の資金にて賄っていますが、決して資金に余裕があるわけではありません。ドライフード・缶詰代やゴミ袋などの消耗品も1ヶ月だけでかなりの金額になります。保護した猫は予防注射・血液検査をし、適齢期を迎えた猫は全て避妊・去勢手術を行っております。具合の悪い猫は病院に連れて行きます。そのため、資金はかなり厳しい状況です。そこでホームページの立ち上げを機に本活動にご理解・ご賛同頂ける方からの寄付・支援をお願いすることと致しました。(ボランティアスタッフへの運営資金出資のお願いは一切致しておりません。)
猫と人間の関係
私たちは猫が大好きです。反面、大切な家庭菜園を掘り起こしたり排泄したり、発情期には一晩中泣いてうるさいなどの理由で猫が嫌いな方も多数いるのは存じています。ひと昔前までは身近にいた野良猫も、今では特に都市部で車の交通量も多くなりどんどん家が建ってしまったため、猫の棲み家も除々に減って棲みにくくなっています。ですが猫たちに責任はありません。人の生活や環境がどんどん変化していき、野良猫という存在が今の時代にそぐわなくなってきていることがひとつの原因であると感じています。この問題を単に「しかたがない」では切り捨てずに人間と猫が良い形でこれからも共存していければと活動を通してひしひしと感じています。1匹でも多くの猫に幸せになってほしいのです。
猫の幸せを思う
最後に
里親が決まり新たに幸せな人生を迎えた猫。
里親が決まったのも束の間、新しい生活環境に慣れず数日で帰ってくる猫。
人間不信・病気・体に障害があり里親に出せず生涯ここで生活する猫。
今となって思うと猫を愛し保護していくのは宿命で、それを気づかせ導いたのはあの日の黒猫だったのかも。
「みんな、この人だよ!もうひもじい想いしなくて済むよ!」
猫が不思議と集まるのは天国の猫パークからあの子が言いまわっているのかもしれない 笑
猫といつまでも。 代表 三浦